相続開始前3年以内の贈与

亡くなられる前3年以内に贈与した財産は、相続税の計算に加算する必要があります。
その際、加算された財産について納めていた贈与税の金額は、相続税から控除されます。

(解説)

相続などにより財産を取得した人が、亡くなられた方(被相続人)から、相続開始前3年以内に贈与を受けた財産がある場合、贈与を受けた財産について贈与時の価額を、相続財産に加算して相続税を計算します。

例えば亡くなられた日が2020年5月1日である場合、2017年5月1日から2020年5月1日の間に行われた贈与が対象になります。

なお以下の贈与はこの対象外です。
・直系尊属から教育資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の非課税
・直系尊属から結婚・子育て資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の非課税

3年以内に贈与されたものであれば、贈与税がかかっていたか否かに関係なく含める必要があります。
よって年間で110万円以下の贈与(基礎控除内の贈与のため贈与税非課税)をされていた場合も、含める必要があります。

(お孫様への贈与の際の留意点)

お孫様への贈与について、孫は原則として法定相続人ではありませんので、この対象になりません。ただしお孫様が生命保険金を受け取る場合、お孫様は生命保険金というみなし相続財産を取得することにより「相続などにより財産を取得した人」とみなされ、この3年内加算の対象になります。


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