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8月、内部統制の整備状況等の見直し

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毎日暑い日が続き、夏本番になりました。3月決算の会社様は、四半期報告が終われば少し一息つける時期なのではないでしょうか。私自身、企業の経理部門で毎日遅くまで働いていた頃も8月だけはなんとか一息つくことができたのを思い出します。

監査法人に勤めていた頃は、3月決算会社の監査の残務整理、第1四半期レビュー報告を終えると、年明け(12月決算会社の監査やリファード業務の繁忙期)から続く長い長い繁忙期がやっと終わる!と喜ぶのも束の間、今度は内部統制監査の整備状況評価(内部統制監査業務の一種)がはじまる時期でした。

私が監査法人に入社した頃は、上場会社の内部統制監査が義務付けられた時期でした。最初は、正直なところ、内部統制監査に何の意味があるのだろうか?と、腹落ちしないまま業務を進めていることもありました。業務を進める中で内部統制の重要性や、内部統制監査の意義を見出すことができましたが、大企業の経理部門に転職した際に、その重要性を身をもって知ることになりました。

上場企業の決算書はEDINETや企業のホームページ等で閲覧することができます。この会社の資産はいくらあるのか、利益はいくら出ているのか、去年と比べてどうだったのか。すごく簡単に有用な情報を入手することが出来ます。

何千人、何万人もの社員がいる会社では、もちろん一人でこの決算書を作成することはできません。企画担当者が商品を企画し、営業担当者がお客様を見つけ、法務担当者が正しい契約書を作成し、広報担当者が広報をし・・・まだまだたくさんあります。決算書を作成する経理担当者がこれらの活動、取引すべてを把握することは不可能ですし、経理へあがってくる情報の信頼性を取引のはじまりから追うことはできません。それでも有用な情報として信頼できる決算書が出来上がるのは、会社に内部統制が存在しているからです。会社が一定のルール(内部統制)を定め、社員がそれを忠実に守ることにより、業務の有効性や決算書の信頼性が担保されているのです。

内部統制を整備しなければならないからといって、むやみやたらに構築しても意味がありません。その会社に存在するリスクは何なのか、その会社の風土や考え方に適う方法は何なのか、すべての社員が忠実に守ることができるよう通常の業務フローに組み込むことで無意識的に統制がかかる方法は無いか等、本当に様々な角度から検討し、その会社にとって最も有効な内部統制を整備し運用することによりはじめて機能します。

少し業務が落ち着く(かもしれない)この時期に、いまいちど、会社の内部統制を見直してみてはいかがでしょうか。必要な統制が漏れているかもしれませんし、不必要な統制を強いているかもしれません。会社の変化に合わせて、内部統制を見直していくことはとても意義のあることだと思います。

松本会計でも、社内管理のために内部統制の見直しを望むお客様や、上場準備等のため新たな内部統制を構築するお客様等のために支援業務を行っています。弊事務所内でも、業務の有効性や効率性をより高めるため、この機会に内部統制を見直してみようと思います。


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